◆ 新機能
■ 入力ファイルの INPUT_MESH_FILE に GMSH (.msh) を追加
メッシュ入力フォーマットとして,GMSHフォーマット(4.1)に対応しました。
■ 出力ファイルの OUTPUT_DATA_FILE に GMSH (.msh), HDF5 (.h5) & XDMF (.xmf) ,GiD post (case.post.msh, case.post.res) を追加
出力フォーマットとして,GMSH,HDF5&XDMF,GiD postフォーマットに対応しました。
GMSHフォーマットは従来通りポストデータごとに出力されます。
HDF5&XDMFフォーマットは,HDF5フォーマットで従来通りポストデータごとに出力されます。
XDMFファイルにメッシュファイルとポストファイルの内容が記述されています。
XDMFファイルをHDF5フォーマット対応ビューワ(例えばParaView)で読み込むことで表示されます。
GiD postフォーマットはメッシュデータファイルがcase.post.msh,ポストデータファイルが一つのファイルcase.post.resにまとめて出力されます。
■ input.jsonで入力ファイルの INPUT_MESH_FILE と出力ファイルの OUTPUT_DATA_FILE の指定としてテキスト入力も追加
対応ファイルフォーマットが増えてこともあり,input.jsonにおいて従来の識別番号の入力だけでなく,テキストでの入力にも対応しました。
"ATLAS","Femap","GMSH" などのように記述することができます。
■Field sourceのCOILにEXMAG機能を追加
2ポテンシャル法のCOILは有限要素メッシュとは独立にコイルを設定することができますが,今回磁化を与えるEXMAGを機能追加しました。
MeshedCOIL同様,EXMAG_meshファイルに六面体で磁化分布を与える永久磁石形状を定義して使用します。
注意点として,EXMAG 要素はCOILであるため外部磁場ソースとして永久磁石相当の磁化を与えるため,自己減磁や外部磁界による磁化変化は考慮されません。
■ B-Hカーブ のデータとして,暗号化されたデータの読み込みに対応
暗号化BHカーブはSSILが保持している非公開BHカーブを使用するためのものです。
後日材料ライブラリとして提供する予定です。
◆ バグフィックス
■ リスタート計算が正しくできない場合がある
2024.11でpyemsol (Python版 EMSolution)を実装時に入り込んだバグです。
Static ➡ Transient渦電流解析を実行すると,初期値ゼロから計算した場合と同じになってしまっていました。
→2025.11.1(2025/11/26 リリース)にて修正しました。
■ MESH_LESSを用いたCOIL_MOTION解析で,解析結果が異なる
バージョン2024.11でEXMAGのベータ版を追加したときに入り込んだバグです。
なお,メッシュを用いるCOIL_MOTION解析では発生しません。
→2025.11.1(2025/11/26 リリース)にて修正しました。
■ バージョン2024.11でanisotropy2Dを使用した解析が実行できない
CodeMeterライセンスプロテクト実装時に対応できておりませんでした。
→2025.11.1(2025/11/26 リリース)にて修正しました。
◆ ダウンロード
・実行モジュール(EMSolutionユーザー向け)