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IoTプラットフォーム

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2018.4.13 IoTで気象を実感できる話 今回のテーマは屋外設置のIoTエッジの話題です。図は、防水・防塵筐体中に収納したエッジコンピュータのCPU温度と気象庁が発表する気温の毎正時の温度差をプロットした例です。昼頃に太陽光が筐体を直射する場合を除き、温度差は大雑把には一定です。深夜の短い時間だけCPU温度が少し上昇した事があり、気象庁のデータを調べると気温が一時的に上昇していました。曇りや雨の日は昼頃の温度差が小さくなります。このシステム、気象観測を目的とした訳ではありませんが、気温、日の出の時刻、天候等が手にとるように解ります。

気象を実感するだけなら趣味の世界ですが、アプリの立場で考えると例えば工場に設置したシステムのデータ分析を行う場合、CPU温度を補助的に利用する事が可能になります。
2018.4.6 BLEセンサーの活用 BLE(Bluetooth Low Energy)とは、Bluetooth(無線通信規格)の一部で、低消費電力で通信を行う方式です。

PCやスマートフォンの周辺機器等で広く利用されています。近年では、IoT分野においても様々なBLEセンサーが販売されています。これらセンサーには、スマフォアプリも合わせて提供しているものも数多くあり、センサー単独では手軽に利用できます。一方、BLEセンサーを、IoTシステム(例えば、複数のセンサーを利用するクラウドシステム)で活用する場合は、苦戦することが度々あります。ペリフェラル、ブロードキャストのどちらで通信するか、GATT(Generic Attribute Profile)の内容等、専門的な知識が必要になります。

本BLOGでは、今後、数回に分けてBLEセンサーの活用方法やシステムへの組み込み方法等を紹介します。
(写真、左上から時計回りに、オムロン製環境センサー 富士通コンポーネント製無線モジュール(加速度・温度計測) ユニ電子社製温湿度センサー ユニ電子社製CO2センサー)