電磁界解析ソフトウェアEMSolution

簡単な平板上の渦電流解析

概要

正方形平板(20cm×20cm、厚さ1cm)に面に垂直に変動磁場が加わったとして、線形過渡解析を行います。

解説

板は、導電率$\sigma=5.0e^7S/m$の銅板とします。
また、磁場は、1T/secで直線的に立ち上がるとします。 対称性より、1/8領域を解析します。 本問題では、EMSolution内の、直方体自動メッシュ生成機能を使うため、入力データはinputファイルのみです。 Fig.1(全体)およびFig.2(銅板)のようなメッシュが生成されます。 10msecにおける磁束密度分布(Fig.1)、渦電流分布(Fig.2)および発熱分布(Fig.3)を示します。 磁束密度分布はmagneticファイルに、渦電流はcurrentファイル、発熱分布はheatファイルに出力されます。 磁場が銅板により遮られている様子が良くわかります。 また、銅板内には磁場を打ち消す方向に渦電流が流れています。 outputファイルの一部をList.1に示します。 今回の解析はコイル磁場印加ではありませんので、電圧は意味を持ちません。 銅板内の発熱量が出力されています。

Fig.1 磁束密度分布

Fig.2 渦電流分布

Fig.3 発熱分布

この先は会員の方のみご覧いただけます。

既存ユーザのログイン