ファイル・URL管理
AthenaNetは、MS-WordやPDF等の文書ファイル、CAD図面等、あらゆる種類のファイルを格納、管理します。また、ファイルに加え、URL(イントラネットやインターネット上のホームページを表すアドレス)やファイル間の参照関係も格納することができます。さらに、複数のファイルをバインダーに束ねて管理する機能も備えています。
これにより、例えば、設計業務での図面と設計根拠を束ね、さらに、関連するインターネット上の情報も付加して管理することができます。
属性・キーワードの付加
コンテンツには、属性情報やキーワードを付加することができます。属性には、作成者や作成日等の一般的な情報に加え、コンテンツ固有の情報、例えば、部品名等を、コンテンツと共に記録します。なお、コンテンツ固有の属性情報は、最初にコンテンツを管理する枠組みとなる「プロジェクト」を定義し、そこで、どのような属性(属性の種類)をコンテンツに登録するかを決定し、コンテンツ登録時には、予め定義された属性にデータを入力することになります。
キーワードに関しては、予め階層構造のキーワードセットを作成しておき、コンテンツ登録時に、キーワード階層からコンテンツに関連するキーワードを選択します。予めキーワード階層を用意しておくことにより、コンテンツ登録者によるキーワード付けが容易になり、また、登録者によるキーワードのぶれを防止できます。
柔軟なコンテンツ管理
設計や研究開発業務では、製品やプロジェクト毎に業務が遂行されるケースが多々あり、そこでは管理すべき情報の種類や形態が異なります。さらに、同一の企業においても組織毎に情報管理の方法が異なるケースもあります。
AthenaNetは、柔軟に情報管理が行えるように、プロジェクトベースで管理の枠組みを定義します。下図に示すように「プロジェクト」-「フォルダ」-「コンテンツ(ファイル等)」の階層構造で情報を管理します。
「プロジェクト」とは、文字通り業務プロジェクトに相当し、このプロジェクトにて、情報の管理方法を定義します。
プロジェクト作成時には、以下の項目を定義します。
また、AthenaNetは、バージョン管理機能を備えています。数年にわたる長期プロジェクトでは、下図に示すようにプロジェクトとコンテンツの双方のバージョン管理を組み合せて運用することができます。