printoutタグ

[2021/09/29更新]

outputファイルにプリント出力される項目に関して設定します.ハンドブックの
11.1 出力オプション
の節の項目の設定を行います.
基本的に, 0: 出力しない , 0以外: 出力する です.
printout:タグ

ラベル

既定値

説明

MESH

0

メッシュ情報(デバッグ用途)

A

0

辺要素A情報(デバッグ用途)

V

0

スカラポテンシャルΦ情報(デバッグ用途)

B_INTEG

0

空間磁場
1: 有効桁6桁, 2: 有効桁9桁, 3: 有効桁16桁
integregion第2タグ および point第2タグ を使った追加データが必要

HEAT

0

発熱量

MAG_FLUX

0

閉曲線に鎖交する磁束量
loop第2タグ を使った追加データが必要

CUR_FLUX

0

閉曲面に鎖交する電流量
surf第2タグ を使った追加データが必要

FORCE_J_B

0

ローレンツ力

FORCE_NODAL

0

1: 電磁力
2: 磁性体周りの空気層も含めた領域の節点力積算値
forcenodal第2タグ を使った追加データが必要

MAGNETIC_ENERGY

0

磁気エネルギー

IRON_LOSS

0

1: 磁束密度の最大値を用いた鉄損
1: 磁気鉄損(交流定常解析時)
ironloss第2タグ を使った追加データが必要
2: 磁束密度波形を用いた鉄損
3: Playモデルによるヒステリシス損

COIL_FORCE

0

COIL積分要素の電磁力
integregion第2タグ を使った追加データが必要

注釈

ハンドブックには, COIL_FORCE ラベル(コイルに働くローレンツ力)は
10.2 出力ファイルの設定項目に含まれていますが,
ローレンツ力はoutputファイルに出力されるので,
EMY では,outputfile 第1タグではなく,printout 第1タグに含めました.
特定の出力項目では,下記に示す第2タグを使った項目を追加します.
printタグの第2タグ

第2タグ

説明

loop第2タグ

閉曲の設定

surf第2タグ

閉曲の設定

integregion第2タグ

空間磁場用の空間の設定

point第2タグ

空間磁場の算出点の座標の設定

forcenodal第2タグ

節点力積算領域の設定

ironloss第2タグ

鉄損算出パラメータの設定

loop第2タグ

MAG_FLUX ラベルを有効(1)にして閉曲 に鎖交する磁束量を算出する際の,閉曲 の設定を行います.
  1. 節点群の番号(NODE_IDSラベル使用)

  2. 線要素群の物性番号(LINE_MAT_IDSラベル使用)

  3. プレート要素群の物性番号(MAT_IDSラベル使用)

のうちのいずれかの方式に応じたラベルを使って,番号を記載して下さい.

loop第2タグ

ラベル

既定値

説明

NODE_IDS

閉曲線を構成する節点群の番号

LINE_MAT_IDS

閉曲線を構成している線要素群の物性番号

MAT_IDS

閉曲線を構成しているプレート要素群の物性番号

使用例(節点群の番号を使って2本の閉曲 に鎖交する磁束量を算出)

printout:
  MAG_FLUX: 1
  loop:
    NODE_IDS: 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006
    NODE_IDS: 3000 3001 3002 3003 3004

使用例(線要素群の物性番号を使って2本の閉曲 に鎖交する磁束量を算出)

printout:
  MAG_FLUX: 1
  loop:
    LINE_MAT_IDS: 1000
    LINE_MAT_IDS: 1001

使用例(プレート要素群の物性番号を使って2本の閉曲 に鎖交する磁束量を算出)

printout:
  MAG_FLUX: 1
  loop:
    MAT_IDS: 100
    MAT_IDS: 101

surf第2タグ

CUR_FLUX ラベルを有効(1)にして閉曲 に鎖交する電流量を算出する際の,閉曲 の設定を行います.
surf第2タグ

ラベル

既定値

説明

MAT_IN_NOS

閉曲を構成するプレート要素の物性番号

使用例(2面の閉曲 に鎖交する電流量を算出)

printout:
  CUR_FLUX: 1
  surf:
    MAT_IN_NOS: 100
    MAT_IN_NOS: 101

integregion第2タグ

  • B_INTEGラベルを有効(1)にして空間磁場を算出する場合

  • COIL_FORCEラベルを有効(1)にしCOIL積分要素の電磁力を算出する場合

に必要なデータの各種設定を行います.

integregion第2タグ

ラベル

既定値

説明

X_SYMMETRY

0

x=0面における対称性の有無
0: 対称性無し
1: Bn=0面
-1: Ht=0面

Y_SYMMETRY

0

y=0面における対称性の有無
0: 対称性無し
1: Bn=0面
-1: Ht=0面

Z_SYMMETRY

0

z=0面における対称性の有無
0: 対称性無し
1: Bn=0面
-1: Ht=0面

ROTATION

1

z軸に対する回転対称次数

INTEG_OPT

0

積分する算出点
0: 重心の値で積分
1: ガウス積分点上の値で積分

MESH_INPUT

0

1: 空間磁場の算出点にB_integ_meshファイルの節点データを使う

MAT_IDS

空間磁場の算出に必要な要素群の物性番号

COIL_SERIES_NOS

空間磁場の算出に必要な外部電流磁場ソースの番号

point第2タグ

point第2タグは,空間磁場の算出点の座標(x, y, z)を,1行ずつ記載して下さい.
下記のn行を,算出点の個数ぶんだけ記載して下さい.
point第2タグ

説明

項目

n

1

算出点のX座標

XP

n

2

算出点のY座標

YP

n

3

算出点のZ座標

ZP

使用例(x=0面およびy=0面がBn=0面, z=0面がHt=0面で,物性番号1, 3が寄与)

printout:
  B_INTEG: 1
  integregion:
    X_SYMMETRY: 1
    Y_SYMMETRY: 1
    Z_SYMMETRY: -1
    MATIDS: 1 3
  point:
    0 0 0
    0 0 1
    ....

forcenodal第2タグ

節点力を算出する要素群の物性番号を設定します.
節点力を算出する領域の物性番号を1行で入力して下さい.
複数の領域の節点力を算出する場合は,各領域毎に1行ずつ物性番号を入力して下さい.

使用例(物性番号10,11,12と20,21の2つのグループの節点力を算出)

printout:
  FORCE_NODAL: 2
  forcenocal:
    10 11 12
    20 21

ironloss第2タグ

鉄損の算出に必要な各種パラメータを設定します.
交流定常解析の場合は,FREQUENCYラベルのみ設定して下さい.
ironloss第2タグ

ラベル

既定値

説明

FREQUENCY

周波数

ALPHA

2

積層面内渦電流損の周波数のべき乗

BETA

2

積層面内渦電流損の磁束密度のべき乗

GAMMA

2

ヒステリシス損の磁束密度のべき乗

使用例(周波数 50[Hz] それ以外は既定値)

printout:
  IRON_LOSS: 1
  ironloss:
    FREQUENCY: 50