acurve第2タグの飽和補間機能

[2021/09/29更新]

実測で得られたBHカーブデータが飽和領域まで達していない場合(下図)
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Langevin関数によるBHカーブモデル(下式)より,データのフィッティングで定数 a を求め,
\[B(H) = B_{s}\left(coth\left(\frac{H}{a}-\frac{a}{H}\right)\right)\]
傾きがμ0となる区間まで,データを補間します(下図)
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飽和磁束密度(Bs)
補間点数
を設定することで,傾きがμ0となる区間までデータを補間します.

注釈

EMSolutionはBHカーブデータの最後の1区間を延長して取り扱うので,補間した区間の最後に,傾きがμ0となる1区間をさらに追加します.

極端に不足したBHカーブデータでの適用例

実測したBHカーブデータではなく,アドホック的な用途にも使えます.

2区間のBHカーブデータへの適用例(1)

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僅かに傾きが小さくなる2区間のBHカーブデータ(上図)でも,強引に補間します.(下図)

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2区間のBHカーブデータへの適用例(2)

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もっと極端な例として,同じ傾きの2区間のBHカーブデータ(上図)でも,やはり強引に補間します.(下図)

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