geometryタグ

[2021/09/29更新]

解析領域の次元の情報を設定します.ハンドブックの
12.1 解析の次元
の節の項目の設定を行います.
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ラベル

既定値

説明

GEOMETRY

0

解析領域の次元
0: 三次元
1: 二次元並進対称(XY平面で定義)
2: 二次元軸対称(ZX平面で定義)
3: 二次元メッシュより軸対称三次元メッシュを自動生成
4: 二次元メッシュより積み上げで三次元メッシュを自動生成

DELTA_Z

0

z軸方向の要素の長さ(GEOMETRYラベルの値が1の時)

DELTA_THETA

0

角度方向の要素の角度(GEOMETRYラベルの値が2,3の時)

NO_LAYERS

0

二次元軸対称メッシュの層数(GEOMETRY ラベルの値が 3 の時)
0: 360層

ADD_SYMMETRY

0

二次元解析時において解析平面にBn=0を設定の有無
0: Bn=0面を設定する(通常の二次元解析)
-1: Bn=0面を設定しない(特殊な二次元解析のケース)

PITCH

0

捻りピッチ( GEOMETRY ラベルの値が 1 の時)
> 0: 右ねじ方向
< 0: 左ねじ方向

赤字の既定値:configファイルで既定値の変更が可能

注釈

上記の説明のとおり,EMY では,GEOMETRY ラベルで設定される解析領域の次元に応じて,DELTA_Z ラベルの値(長さ)と DELTA_THETA ラベルの値(角度)を使い分ける必要があります.
DELTA_Z ラベルと DELTA_THETA ラベルの 既定値 は,configファイル を使って変更することができます.
よく使う量を,configファイルを使って 既定値 として登録しておけば,DELTA_Z ラベルや DELTA_THETA ラベルを使って値を再設定する手間が省けます.

使用例(三次元メッシュを使った三次元解析)

既定値のままで問題なし

使用例(XY平面の二次元メッシュを使った二次元解析)

geometry:
  GEOMETRY: 1
  DELTA_Z: 1e-3

使用例(ZX平面の二次元メッシュを使った二次元軸対称解析)

geometry:
  GEOMETRY: 2
  DELTA_THETA: 1

使用例(XY平面の二次元メッシュを積み上げる三次元解析)

別途,積み上げ座標を記した2D_to_3Dファイルが必要.

geometry:
  GEOMETRY: 4
  DELTA_Z: 1e-3