MAG_FLUXタグ

[2018/12/20更新]

出力オプションでMAG_FLUX項目を設定した際に算出される鎖交磁束量です.

MAG_FLUXタグ

鎖交磁束量を求める閉曲面の定義によって,算出される鎖交磁束量が異なります.
閉曲面の定義 vs 算出される鎖交磁束量
定義方法 第2タグ 第3タグ 磁束量 磁束密度
節点番号 FLUX    
線要素の物性番号 FLUX    
面要素の物性番号 B id
id : 物性番号
上表より, 閉曲面を面要素の物性番号で定義した場合のみ,面要素の物性番号を第3タグとし,磁束量と磁束密度の両方が算出されます
閉曲面を節点番号もしくは線要素の物性番号で定義した場合は,いずれも,物性番号はタグとならず,算出されるのは磁束量のみです(これはEMSolutionの仕様です).

データ形式

鎖交磁束量データは,閉曲面の定義によって算出データのデータ形式が異なります.
但し,両者とも,見かけ上は配列のデータとなります.
閉曲面を面要素の物性番号で定義するケース(第2タグが"B"のケース)
鎖交磁束量データは算出データ1つ当たり,下記の2成分の配列となります.
面要素の物性番号で定義するケース
1列目 2列目
鎖交磁束量 磁束密度
閉曲面を節点番号もしくは線要素の物性番号で定義するケース(第2タグが"FLUX"のケース)
鎖交磁束量データは算出データ1つ当たり,定義した閉曲面の個数ぶんの配列となります.

節点番号,線要素の物性番号で定義するケース
1列目 2列目 n列目
1つ目の閉曲面の磁束量 2つ目の閉曲面の磁束量 n個目の閉曲面の磁束量

データ取得例

["MAG_FLUX"]["FLUX"]    # 節点番号,線要素の物性番号で定義した場合
["MAG_FLUX"]["B"]["id"] # 面要素の物性番号で定義した場合