電磁界解析ソフトウェアEMSolution

永久磁石モータのコギングトルク三次元解析

概要

ここでは、永久磁石モータのコギングトルクの解析を3次元で解析し、端部の効果を調べます。

解説

"二次元計算"と同様に行うことができ、二次元解析に使ったデータpre_geom2Dとrotor_mesh2Dを、2D_to_3Dでz方向に拡張して用います。
ファイルinputでは、二次元の場合とほとんど同じです。2D_to_3Dによるz方向の拡張を指定します。Fig.1に磁場強度分布の角度による変化を示します。二次元の場合とあまり異ならず三次元効果は小さいと考えられます。ローターとステータの間で、若干端部で磁場強度が小さくなります。 Fig.2にトルクの角度依存性を二次元の場合もあわせて示します。若干トルクが端部効果のため小さくなることが解ります。実測値により近いものになっています。

r11.3.1より,スライド面の補間方法を変更したことにより,本三次元モータモデルは計算結果は一致しますが以前のリリースモジュールに比べて反復計算回数が増大してしまいます。 このような場合,「14. 周期境界条件,スライド面」のパラメータFITNESS=0.01程度にすることで,従来通りの反復回数に抑えて計算精度を確保できます。 もしスライド法を用いた計算で反復回数の増加が気になる場合,上記パラメータを調整することをお勧めします。 これはスライド面のメッシュ誤差に伴うものになります。"スライド法における形状データ精度の影響"も併せてご参照ください。

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