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回転周期z反転対称性におけるPHICOIL

June30, 2006

EMSolutionにおきましては、PHICOIL(ポテンシャル電流ソース)を提供してきましたが、 r9.8.4以前のリリースでは周期対称性に対する対応が不十分で、充分に機能していませんでした。次期リリースにおいて本機能を向上させます。 ここでは、回転周期z反転対称性の場合でのPHICOILの定義について説明します。
EMSolutionでは、回転周期z反転対称性(CYCLIC=3)を用意しています。この対称性はクローモータ等の解析で主に用いられます。この対称性はFig.1に示しますように、ある角度q(今の場合45度)回転して、上下を反転した場合に、磁場や電流に周期性が考えられるような場合に適用されます。 図には、SYMMETRY=0の場合を示しており、上の回転反転した位置での磁束密度は、z方向の向きは変わらず、rおよびq方向の向きが反転します。
倍角度(2q)に対しては、通常の周期対称性と見ることができますが、それに比べて計算領域を半分とできます。(Fig.1の解析は、0度および45度での鏡面対称性で解析できますが、回転等が入ってきますと、周期対称性と考える必要があります。)

Fig.1 回転周期z反転対称性の解析モデル(等高線は磁束密度強度分布を表す)

この回転周期z反転対称性の場合に、Fig.1のような一周するコイルをPHICOILにより定義する場合は、Fig.2のように、ギャップ面を面要素で定義します。 ギャップ面はコイル導体要素から外側に要素一層多く切るように定義します。ギャップ面は周期対称性の角度の小さい側に定義してください。コイル電流の向きはギャップ面要素の方向と一致します。 このギャップ面の物性番号をキャップ面およびPHICOIL定義に共用します。Fig.2にはこの定義による電流密度分布を示します。
r10.1.1(April, 2007)以降、周期境界面にギャップ面を定義して解析することができなくなりました。ギャップ面は周期境界面以外に作成してください。

Fig.2 周期性がある場合のPHICOILの定義

並進周期対称(CYCLIC=1)や回転周期対称(CYCLIC=2)で、対称面を横切って流れるコイルは同様に定義できます。 PHICOILは曲がったコイルに対しては電流密度に分布を持つことにご注意ください。



使用データ:input, pre_geom.neu

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